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高麗恵子 高句麗伝説に寄せて

 幼い頃から父に「高句麗王直系子孫であることを忘れてはいけない」と言われ、育ちました。先祖が私の人生に及ぼす影響をわからないながらも、父の生きる姿勢から高句麗を感じ、生きてきました。
  3才の頃、母と見た夕焼け空は今でも忘れることが出来ません。幼心に「この空を昔見た人は、今どこにいるのかしら」と感じ、人間は死んだらどこに行くのか、人間はどう生きていくのかを考える様になったのです。人間の幸せを考えた時、世界の平和なくして人間は誰一人として幸せになれないことに気づき、世界平和を祈り、考える人生がはじまったのです。答えを得られずに悩み苦しむ人生となり、24才の時、身心共に限界まで行き着き、死の淵まで落ちていました。生命途絶えそうになりながらも、家族に「病気で死ぬことより、真理をわからずして死ぬことの方が辛い」と語っていたのです。生きている間に本当の事だけはわかりたい気持ちはあきらめることが出来ず、苦しみの淵にいる時、やっと いだきしん氏に出会えたのです。いだきしん氏は、私の人生も先祖高句麗の歴史の真実も全て受け容れ、音楽により表現して下さいました。幼い頃からある言うに言われぬ気持ち、感覚、感情…、心の襞までも表現して下さる演奏を聞き、私の生命の内には、高句麗の歴史が受け継がれていることをはっきりとわかったのです。東アジアで最大の統一国家を創っていった力、精神が蘇り、歴史の真実がわかった時、私は生き返ったのです。悲しみは愛に変わり、報われぬ思い、無念な思いは、2度と悲しい歴史を繰り返さず、人間が幸せに生きる生き方の実現を目指し生きる力と変わっていったのです。私の人生を通し、身を以てわかったことは、人間は、生命の内に過去に生きた人の報われぬ思いや、自分を生かしきれない思いを受け継ぎ生まれ、再び過去を繰り返し生きる運命を担っていること。内的環境が外的環境を作っていること。過去を繰り返し生きる人生から真の自分を見いだし、実現する人生と変わった時、外的環境も変化してゆくのです。
  一人一人の内的環境が変わる時、世界も変わるとはっきりわかったのです。一人一人の健康と幸せを願い、平和な世界実現に向け、世界中の人々と一人一人の生命の内にある歴史の巻物を解き、真の自分に出会う経験を分かち合いたい気持ちから「高句麗伝説」の制作がはじまりました。1998年先祖高句麗の歴史、文化を辿り、中国、北朝鮮、韓国を旅した後、父母が亡くなりました。
行き先を失い悲しみに沈む私は、高句麗の更にルーツを求め、フェニキアの地レバノンに辿り着いたのです。9000年前のフェニキアの都市と聞くティールの遺跡にて、亡父の魂に出会うことが出来たのです。幼い頃から求めてきた死が終わりでない人生、永遠の世界を実感出来るようになったのです。フェニキアの地にて風に吹かれ、美は永遠に生きることを経験したのです。そして、10才の時、アフリカでは多くの子供達や人々が飢餓に苦しむことを知り、生まれた「何とかしたい」気持ちの表現とし始めたエチオピアの支援活動。エチオピアは、人類最古の人骨が発見された人類発祥の地でありました。偶然にも人類発祥の地まで辿り着き、「高句麗伝説」が完成したのです。「高句麗伝説」を通し、「人間 生命の源はひとつ 愛」である事を世界中の方々と分かち合いたいと望み、イベントを開催しています。美は愛からによってより生まれないことも経験し、これからの時代は生命の源にある愛を原点とし、世界をひとつとした国創りが未来を開いていくと考え、全ての原点であります愛を経験し、真の自分との出会いとなりますイベント「高句麗伝説」をたくさん開催したいと望みます。真の自分を活かせる社会は平和な社会であります。
  今年8月26日、フェニキアの歴史残るティールのフェニキア港にて「高句麗伝説」を開催出来ることになりました。イベントを実行するレバノン大学のガジ教授は、私の詩を蜂蜜に例え「蜂蜜は、蜂だけで作るものではなく、花や木、水、空気、自然のはたらきがあって作られるもの。高麗恵子の詩は、それと同じ自然の生命から生まれる言葉であり、その源に流れる世界が いだきしん氏の音楽と感じる。争いの続くアラブにおいて最も必要な新しい平和への道を作るイベント」とおっしゃり、取り組んで下さっています。
  私は、真の自分の生命の詩を表現する時、一人一人が真の自分を実現出来る時代の到来に無上の喜びが生まれます。平和は、真の自分を活かす事で作られる今の尊き時代は、人類の悲願の叶う時と感じ、「高句麗伝説」にて皆様と共に良い時代を作っていける人生の喜びを分かち合い、真の自分で生きる人生の旅立ちの時となりますことを願い、心よりご参加をお待ち申し上げます。

NPO高麗 代表 高麗恵子


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